ADHDやLD、自閉症スペクトラムなどの発達障害に関する基礎知識や実態把握の方法論、視覚支援の実例など、特別支援教育に関わる上で知っておくべきこと、知っておくと役に立つことをまとめています。

特別支援学級で役立つ備品や消耗品などの用具1

【ムービングクッション 】
「くさび形になだらかに傾斜したムービング・クッションに坐ると、自然に腰が伸びるのが感じられます。 このクッションは名前の通り、内部の空気が常に移動し(ムービング)、安定を保とうとする身体各部の筋肉を無意識に動かすのです。」

ムービングクッションについては,作業療法士の先生から教えていただきました。直訳すると,「動く座布団」というところでしょうか。とても不安定なクッションなのでバランスをとりながら座らなければなりません。

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姿勢をよくして保持するためには背筋と腹筋が必要です。特別支援の対象の子どもたちの中には元々それらの筋肉がつきにくい場合が多いそうです。そのため,姿勢が保つことが難しく,直ぐに机に突っ伏した格好になり,学習に集中することもままならないことがよくあります。そこで授業中や家庭での学習中,ムービングクッションに座り腹筋・背筋を強化して姿勢を正すことが有効となります。何故強化されるかというと,常に動こうとするので体の安定を保とうとすることのようです。

又,多動の特性を持つ特別支援対象の子どもには,ムービングクッションに座ることで意図的にじっとできない状況を与えてそこで「多動性」が満足すると,席を立ったり走り回ったりしないという効果もあると聞きました。他にも効能はあると思いますが,子どもたちは結構座りにくい状況を楽しんでいます。

ただ,どの用具にも共通することですが,特別支援対象の子ども全員に効果があるものではなく,バランスの悪いクッションのためかえって集中を欠くことも考えられます。用具があるからと押し付けるのではなく,子どもに応じた使い方が必要です。

ムービングクッション



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