たくさんの引き出しをもとう!

特別支援の教師にとって一番何が必要かと問われることがよくあります。

まず,子どもの実態をよく見ること、「実態把握」それが一番だと思います。

そしてその次にその実態にいかに合う方法で,実行できるかということです。実態把握までは,割とみなさんよくおっしゃるのですが,課題に向けた方法については言及されないことが多いです。なぜなら個々によって違うからです。

実際には,自分のもっている引き出しの多さが活かされます。

今回はそのたくさんの引き出しについてお話しましょう。

引き出しというのはアイディアと対応力ですね。

たとえば突然にパニックになって大声を出し始めた子どもがいるとします。その時どうしますか。

多分まずはパニックを治めるために声をかけるでしょう。いきなり変わったアイディアを出す必要はありません。「落ち着こう。」とか「深呼吸してみよう。」とかですね。そして「ちょっと向うに行こうか。」と声をかけてあげたらいいですね。

それでも無理なら,他の子どもたちを外に出させて一人にして話しかける,子どもの興味の持ちそうなものを出したり,違う話をしたりします。どんなに子どもがパニックになっていても落ち着いて話すことが大事だと思います。

しかし,時と場合によれば,多分レアなケースですが,こちらも大声を出して対応することで効果があることもあります。先生がパニックになっているように見えるので自分が落ち着いてくるわけです。「先生,大丈夫かな?」と心配してくるわけです。いつも教師が正当な姿を見せることは大事ですが,それもやすみやすみにしていないと子どもも息がつまります。教師というのは本当に自分の持ち札つまり「引き出し」が多いということが大事です。そしてその場に応じてどれだけの種類の方法が出せるかということです。アイディアだけもっていても使えないかもしれません。そのアイディアは経験や学習(講演会,本)で培われていくものです。よく勘違いされるのは,本で読んだからといって,唐突に試してみる方がおられます。絶対してはいけないということはありませんが,実験される子どもはたまったものではありません。

子どもの事を考えて実行し,失敗も経験して,それをばねにしていける教師は,それだけ強いです。真剣に向き合っていくのなら,たとえうまくいかなくてもその体験は活かされていきます。

本当に必要な時に使えればちょうどいいということです。それ以上でもそれ以下でもありません。

引き出しの多さと実践力が大切です。

固定観念でこりかたまっていたらうまくいきません。

そしてある程度その方法をためしてみて効果がないときは思い切って方向転換する柔軟な姿勢も大事です。

 

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