ADHDやLD、自閉症スペクトラムなどの発達障害に関する基礎知識や実態把握の方法論、視覚支援の実例など、特別支援教育に関わる上で知っておくべきこと、知っておくと役に立つことをまとめています。

自閉症スペクトラムについて-特性に応じた指導

(4)特性に応じた指導
自閉症スペクトラムはTEACCH(ティーチ)プログラムが有効であると言われています。
TEACCH(ティーチ)は,ノースカロライナ大学精神科のショプラー教授のグループが開発したプログラムです。 日本でTEACCHを推し進めている佐々木正美氏は基本理念として次の9つを挙げています。
1、自閉症の特性を理論よりも実際の子どもの観察から理解する
2、親と専門家の協力
3、子どもに新たなスキルと教えることと,子どもの弱点を補うように環境を変えることで子どもの適応能力を向上させる
4、個別の教育プログラムを作成するために正確に評価する
5、構造化された教育を行う
6、認知理論と行動理論を重視する
7、現在のスキルを強調するとともに弱点を認める
8、ジェネラリストとしての専門家
9、障害にわたるコミュニティに基盤をおいた援助
中でもTEACCH(ティーチ)でよく言われているのは,構造化という概念です。
構造化の定義をいろいろと探してみたのですが,結局は自閉症の特徴である,視覚情報処理,特定のことに興味を強く持つ,興味を持ったことに記憶がよいといった事柄をうまく統合して弱点を補うということでしょう。また,暮らしやすくするための生活の組み立てや工夫,安心できるように生活を整えていくことを構造化ということばで表すとされています。
実態把握→工夫した支援→評価(その方法が適切か)→支援の修正→評価・・・・ ということを繰り返すのは常に基本だと思います。

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(5)「工夫した教育支援」について
TEACCH(ティーチ)という方法で具体的にどんな工夫をするのかを下に挙げています。
給食の手順を示すカードの例
給食の手順
新一年生の朝の準備のカード例
朝の準備



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