ADHDやLD、自閉症スペクトラムなどの発達障害に関する基礎知識や実態把握の方法論、視覚支援の実例など、特別支援教育に関わる上で知っておくべきこと、知っておくと役に立つことをまとめています。

自閉症スペクトラムについて-実態把握

(3)実態把握
 自閉症の特徴として次のことが挙げられます。
(ア) 社会性の障害
・ことばの遅れ ・エコラリア ・人称の逆転 ・疑問文による要求 ・会話の困難 ・比喩や冗談の理解困難
(イ) コミュニケーションの障害
・ことばの遅れ ・エコラリア ・人称の逆転 ・疑問符による要求 ・会話の困難 ・比喩や冗談の理解困難
(ウ) 反復的で,常道的な興味・関心
・常同的な反復行動 ・自己刺激行動 ・興味の限局 ・順序固執 ・強迫的な質問癖 ・ファンタジーへの没頭

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上記以外に挙げられる特性として,「感覚知覚の過敏性・過度の鈍感性」「刺激の過剰選択制」「知能テストの著しいアンバランス」などがあります。 「感覚近くの過敏性・過度の鈍感性」は,多くの自閉症の児童生徒に見られるようです。例えばガラスを爪でひっかいたような音に平気である(鈍感性)反面,特定の人の声(高い声など)や雑音などには極端な恐怖を示す(過敏性)こともあります。人に触られることを嫌がったり(過敏性)怪我をしても痛みをあまり感じないように見えたりする(鈍感性)ことがあります。銀紙やセロファンなどの光る物,換気扇や扇風機などの回転するものに強く興味をもつ子どももいます。
「刺激の過剰選択制」とは,ある一つの刺激要素だけにいつでも同じ反応をすることや,ある一つの刺激要素でしか物事をとらえていない状態です。
「知能テストにより著しいアンバランス」は,得意な面と不得手な面が顕著であることですが,そのことを利用して学習計画を立てることが可能です。WISCなどの知能検査の結果によって,それを参考にして学習を進めていくことができます。得意な学習を積極的に行い,苦手な学習をスモールステップで行うことを基本にすると効果的です。




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