ADHDやLD、自閉症スペクトラムなどの発達障害に関する基礎知識や実態把握の方法論、視覚支援の実例など、特別支援教育に関わる上で知っておくべきこと、知っておくと役に立つことをまとめています。

学習障害(LD)について-定義

(1)定義
 学習障害とは,「基本的には全般的な知的発達に遅れはないが,聞く,話す,読む,書く,計算するまたは推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を示すものである」と定義されています。

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  学習障害は,原因としては,中枢神経系に何らかの機能障害があるとされています。視覚障害,聴覚障害,知的障害,情緒障害などの障害や,環境的な要因が直接的な原因となるものではありません。
学習障害児(LD児)は努力不足で学習成績が低いわけではなく,障害に配慮した工夫を行うことが必要です。また,平成24年「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)中央審議会初等中等教育分科会(報告)」の中で,「合理的配慮」として,その必要性が次のように挙げられています。


  「合理的配慮」とは,「障害のある子どもが,他の子どもと平等に「教育を受ける権利」を享有・行使することを確保するために,学校の設置者及び学校が必要かつ適当な変更・調整を行うことであり,障害のある子どもに対し,その状況に応じて,学校教育を受ける場合に個別に必要とされるもの」であり「学校の設置者及び学校に対して,体制面,財政面において,均衡を失した又は過度の負担を課さないもの」,と定義した。なお,障害者の権利に関する条約において,「合理的な配慮」の否定は,障害を理由とする差別に含まれるとされていることに留意する必要がある。


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